水はけが良く日あたりの良い場所を好み、主に温暖な海浜で見られる（海浜植物）。日本では三浦半島・房総半島南部以南で自生している。花期は７月で、葉の間の真ん中から太くてまっすぐな茎を上に伸ばし、先端に多数の花を散形につける。花は短い柄の先にあって白く細長い6枚の花被を持ち、花弁の根本の方は互いに接して筒状、先端部はバラバラに反り返りる。日没前後から強い芳香を発する。和名は浜木綿花。花の様子が木綿（ゆふ）を垂らしたようであること由来である。沼津市戸田の御浜岬に群生地がある。