三崎散歩　（神奈川・三浦）
　神奈川県三浦市にある三崎漁港を散歩した。近海で採れるキンメダイ、ブリ、マグロなどが水揚げされ、いずれも水揚量は、日本ベスト３に入っている。漁港周辺には、マグロ料理などの店が並び、東京から近い「日帰り観光地」として人気があり、観光バスのルートにもなっている。海鮮料理は、店によってかなり違うようで、相模湾で採れた活きた魚を選んで食べさせてくれる店が人気である。ただし、こうした人気の店は、昼時には1時間以上待つことを覚悟しなければならない。三崎フィッシャリーナ・ウォーフ「うらり」は、近くで取れた魚介類などが販売されており、アジなどは、東京では考えられないような値段で店頭に並んでいた。値段だけでなく、新鮮さも魅力である。この時期のマグロは冷凍もので、夏に水揚げされる生のメバチマグロと比べると味は劣る。キンメダイは、伊豆の稲取が知られているが、三崎漁港の水揚量はベスト２である。ともに、同じ相模湾である。夏に、伊豆で食べたキンメダイの刺身に比べると甘みが少なく物足りなかった。東京から三崎口まで電車で1時間程度であるが、三崎口からバスに乗るのが不便で、食べに行くだけでは面白みがない。三崎の街中には、色々な発見があり、また、周辺のハイキングルートは、遠くに見える富士を背景とした奇岩の海岸線が見所である。詩人北原白秋が生涯愛した城ヶ島へは、三崎漁港から半世紀ぶりに復活した渡船が頻繁にでている。片道200円である。空を見上げると三崎ならではの「マグロ雲」が出現し、それには感激した。三崎は、休日をゆったりと過ごすのには、いい場所である。
▲三崎漁港
▲城ヶ島-三崎漁港を結ぶ渡船
▲マグロ雲
▲マグロのぼり
▲三崎フィッシャリーナ・ウォーフ
▲三崎フィッシャリーナ・ウォーフ
▲メバチマグロのカマ
▲城ヶ島大橋
▲三崎漁港で食べたランチ
Photo by H.Yamada 20111113 三崎散歩