妻が、平成22年から自宅の庭で野菜作りをはじめた。名づけて「六郷菜園」。草むしりと水撒きを日課として、1年目は15種の収穫があった。収穫した野菜は、味はともかく明確な産地が安心感を与える。平成25年に母屋の跡地を利用して六郷菜園を新たに開墾し、季節に応じた野菜を育てている。この土地は、長いあいだ建物の下にあったため栄養分はなく、土は粘土質(関東ローム層)であり、野菜畑には適していなかった。これを人力で掘り起こして、石を取り除き、土をほぐした。雨が降ったあとには、土が固まるため、その作業は、今も続いている。鍬は、燕三条の平鍬と三本鍬を持っているが、石が多く混ざっているため、平鍬を使い始めたのは、最近である。おかげで、三本鍬はかなり変形している。色々苦労があるが、工夫を重ねて思い通りに成長し、収穫があると楽しい。
　六郷菜園は、野菜以外にもいろいろな生き物を見ることができ、それは都市化されていく六郷で貴重な生物生息空間を提供している。（文責：夫）
　野菜の説明は、「野菜図鑑」を参照。

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